ヴァイオレット・エヴァーガーデン ニュース
<アニメ質問状>「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 王道ストーリーに説得力を 監督がウルッときたシナリオも
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、暁佳奈さんのライトノベルが原作の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」です。京都アニメーションの石立太一監督に作品の魅力を語ってもらいました。
--作品の概要と魅力は?
その少女は、心がないのではなく、心を理解できない。故に人の命を奪うことすら躊躇(ちゅうちょ)なくできる。大陸を二分する大戦の最中、道具としての存在でしかなかった少女兵。ヴァイオレット・エヴァーガーデン。そんな彼女が無自覚ながらも最も大切に思う、上官でもあるギルベルト・ブーゲンビリア少佐。彼に別れの際に告げられた「愛してる」という言葉。彼女にはその言葉の意味を理解できなかった。
終戦から数カ月後、自動手記人形と呼ばれる代筆業の仕事に出合い、「愛してる」の意味を知るためにその職業に就く。さまざまな依頼者のさまざまな感情に触れ、一つ一つ心を理解していく。あの言葉の意味を知るために。
<br /> --アニメにするときに心がけたことは?
原作の小説を読ませていただいたときから、一つ一つのエピソードが本当に魅力的でした。ただストーリーとしてはオーソドックスなものが多く、奇をてらうようなものではなかったので、いかにこの王道のストーリーに説得力を持たせるか、という点はすごく気にしました。なのでファンタジーですが、絵としての写実性、世界観の構築、地に足がついた世界をいかに見せられるかを常に心がけて制作しました。
--「第3話が泣ける」と話題です。手応えはありましたか。
第3話のルクリアの手紙のシーンはシナリオを最初に読ませていただいたときから、自分でもウルッときていたので、視聴していただいた方にそう言っていただけてホッとしております。
--作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?
純粋に自分が面白いと思った作品のアニメ化に際し、監督という立場で関わらせていただけるのがうれしかったです。大変だったのは、ヴァイオレットが基本、本当に微妙に少しずつ成長していく様をいかにちゃんと表現するかということでした。シリーズですので、各話数コンテを担当してくださる方も違いますし、流れを追ってヴァイオレットの成長を描く上で成長のバランスを取るのが難しかったです。あとは、自分で舵(かじ)を取ったので、自己責任ですがカロリーの高い作品で「作る」という作業はやはり大変でした(笑い)。
--今後の見どころを教えてください。
しっかりとヴァイオレットという少女の人生を描きたかったので、最初の方の話数は何も分からないヴァイオレットから始めたくて、彼女自身の心の機微が少なく静かなドラマ展開だったと思います。後半にいくにつれて、彼女自身の心が大きく膨らみ、それが大きく揺れてドラマとしても見応えは増していくと思います。
原作にあるエピソードも後半に固まっているので、原作を読んで好きだったエピソードがある方は、後半戦に期待していただければと……! ちなみに第5話は、出版されている上下巻には載っていませんが、弊社の「京都アニメーション大賞」の応募作だった状態の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」には最初からあったエピソードです。出版時に泣く泣く切ったエピソード。アニメオリジナルではなく、原作のエピソードでした。
そのエピソードが、3月に弊社のKAエスマ文庫から発売される「外伝」に収録されることになりました。あのまま世に出ることなく、皆さまに読んでいただけないのかと思っていましたので、うれしいです。
--ファンへ一言お願いします
後半に向けてどんどん面白くなっていく作品だと思っておりますので、どうか最後までご視聴いただけると幸いです。何卒、よろしくお願いいたします。
京都アニメーション 監督 石立太一
<アニメ紹介>「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 京アニ大賞受賞作がテレビアニメに
第5回京都アニメーション大賞の大賞を受賞した暁佳奈さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が1月10日深夜から順次、スタートする。「境界の彼方」などの石立太一さんが監督を務め、京都アニメーションが制作する。
とある大陸のとある時代に、大陸を分断した大戦は終結し、世の中は平和へと向かっていた。戦時中、軍人として戦ったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、軍を離れ大きな港町へ来て、C.H郵便社で働くことになる。ヴァイオレットは手紙を代筆する仕事である自動書記人形に出会う。
自動書記人形は、依頼人の思いをくみ取って言葉にする仕事で、、ヴァイオレットは、人々の心の奥底にある素直な気持ちに触れながら戦火の中で大切な人から告げられた言葉の意味を探すことになる。
「進撃の巨人」などの石川由依さんがヴァイオレットを演じるほか、子安武人さん、浪川大輔さん、遠藤綾さん、内山昂輝さんらが声優として出演する。放送はTOKYO MX、ABC、BS11ほか。動画配信サービス「Netflix」でも配信される。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」テレビアニメの新キービジュアル公開 青空の下、主人公が…
2018年1月にスタートするテレビアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の新たなキービジュアルが12月12日、公開された。主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンが青空の下、草原を歩く姿が描かれている。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、文字が書けない人や思いを伝えたい人に代わって、気持ちをくみ取り、言葉にして届ける自動手記人形のヴァイオレットが人と人との心をつないでいく……というストーリー。原作のライトノベルがKAエスマ文庫から上下巻で発売されている。
アニメは「境界の彼方」などの石立太一さんが監督を務め、「聲の形」などの吉田玲子さんがシリーズ構成を担当。京都アニメーションが制作する。18年1月からTOKYO MX、ABCほかで放送される。動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」でも配信される。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」キービジュアル公開 追加キャストに茅原実里、戸松遥
2018年1月にスタートするアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の新たなキービジュアルが公開された。主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンが手紙を手にした姿が描かれている。
戸松遥さんが新人の自動手記人形のアイリス・カナリー、茅原実里さんがアイリスよりも少し先輩の自動手記人形のエリカ・ブラウンをそれぞれ演じることも分かった。茅原さんはエンディングテーマ「みちしるべ」も担当する。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、文字が書けない人や思いを伝えたい人に代わって、気持ちをくみ取り、言葉にして届ける自動手記人形のヴァイオレットが人と人との心をつないでいく……というストーリー。原作はKAエスマ文庫から上下巻で発売されている。
アニメは「境界の彼方」などの石立太一さんが監督を務め、「聲の形」などの吉田玲子さんがシリーズ構成を担当。京都アニメーションが制作する。2018年1月からTOKYO MX、ABCほかで放送される。動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」でも配信される。
◇スタッフ(敬称略)
監督:石立太一▽シリーズ構成:吉田玲子▽キャラクターデザイン:高瀬亜貴子▽シリーズ演出:藤田春香▽世界観設定:鈴木貴昭▽美術監督:渡邊美希子▽色彩設計:米田侑加▽撮影監督:船本孝平▽3D監督:山本倫▽小物設定:高橋博行、太田稔▽編集:重村建吾▽音響監督:鶴岡陽太▽音楽プロデューサー:斎藤滋▽音楽:Evan Call▽音楽制作:ランティス▽アニメーション制作:京都アニメーション
◇キャスト(敬称略)
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依▽クラウディア・ホッジンズ:子安武人▽ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔▽カトレア・ボードレール:遠藤綾▽ベネディクト・ブルー:内山昂輝▽エリカ・ブラウン:茅原実里▽アイリス・カナリー:戸松遥
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」追加キャストに子安武人、浪川大輔、遠藤綾、内山昂輝
2018年1月にスタートするアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に声優として子安武人さん、浪川大輔さん、遠藤綾さん、内山昂輝さんが出演することが分かった。子安さんは主人公・ヴァイオレットの後見人のクラウディア・ホッジンズ、浪川さんはヴァイオレットの親役を務めるギルベルト・ブーゲンビリア、遠藤さんはヴァイオレットと同じ自動手記人形のカトレア・ボードレール、内山さんはヴァイオレットの世話を焼くベネディクト・ブルーをそれぞれ演じる。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、文字が書けない人や思いを伝えたい人に代わって、気持ちをくみ取り、言葉にして届ける自動手記人形のヴァイオレットが人と人との心をつないでいく……というストーリー。原作はKAエスマ文庫から上下巻で発売されている。
アニメは「境界の彼方」などの石立太一さんが監督を務め、「聲の形」などの吉田玲子さんがシリーズ構成、原作のイラストを担当した高瀬亜貴子さんがキャラクターデザインを担当。京都アニメーションが制作する。石川由依さんがヴァイオレットを演じる。18年1月から放送されるほか、世界同時に配信される。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」京アニ大賞受賞作がアニメ化 18年1月放送 世界同時配信も
第5回京都アニメーション大賞の大賞を受賞した暁佳奈さんのライトノベル「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」がアニメ化され、2018年1月から放送されることが6月14日、分かった。テレビアニメとして放送されるだけでなく、世界同時に配信される。
「境界の彼方」などの石立太一さんが監督を務め、「聲の形」などの吉田玲子さんがシリーズ構成、原作のイラストを担当した高瀬亜貴子さんがキャラクターデザインを担当。京都アニメーションが制作する。また、石川由依さんが主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンを演じる。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、文字が書けない人や思いを伝えたい人に代わって、気持ちをくみ取り、言葉にして届ける自動手記人形、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが人と人との心をつないでいく……というストーリー。原作はKAエスマ文庫から上下巻で発売されている。