映像研には手を出すな! ニュース

<特集>「映像研には手を出すな!」 湯浅政明監督の挑戦 アニメ制作の楽しさをアニメで表現

アニメ「映像研には手を出すな!」の一場面(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」の一場面(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」(NHK総合で3月まで放送)。絵が動き出すというアニメの驚き、喜びをアニメで表現した。アニメを手がけたのは「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などで知られ、鬼才とも呼ばれる湯浅政明監督。唯一無二の映像表現が話題になった。湯浅監督に「映像研」の挑戦について聞いた。

 ◇マンガをアニメにそのまま置き換えるのは無理

 原作は、2016年からマンガ誌「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中の大童澄瞳(おおわら・すみと)さんのマンガ。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、プロデューサー気質の金森さやか、アニメーター志望でカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、脳内にある“最強の世界”を表現すべく、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込むストーリー。

 アニメは、湯浅監督率いたサイエンスSARUが制作。今年1~3月に放送された。全12話がAmazon Prime VideoやGoogle Playほかでダウンロード販売、レンタル配信されているほか、ブルーレイディスクボックスがが6月24日に発売される。アイドルグループ「乃木坂46」の齋藤飛鳥さん、梅澤美波さん、山下美月さんがメインキャストを務める実写ドラマも放送中。

 「映像研」はアニメ化発表される前からSNSなどで「湯浅監督にアニメ化してもらいたい」という声も見られた。独創的な表現でファンを魅了してきた湯浅監督なら、“最強の世界”をアニメで表現できるはず……という期待があったのだろう。湯浅監督自身も原作を読んで「面白い!」「SARUでできないかな?」と考えていたという。

 「頭でイメージしたことを具現化していくところが面白い。それは、自分もアニメを作っていて面白いところなんです。マニアックなものなのかな? とも思っていたのですが、マンガ、エンターテインメントとしてウケている。アニメ制作の苦労を描いていないところもいいところですよね。自分たちがやると、苦労を描いてしまう」

 アニメ化にあたり「基本的に原作準拠」した。

 「原作を読むと細かい描写も多い。アニメとしてはそこを分かりやすくしたいと思っていました。すごいアニメを作っている設定なので、すごいアニメを作ればいいのですが、それが難しい。なかなか理解されないのですが、マンガをアニメにそのまま置き換えるのは無理なんです。アニメにした時、どうしたら原作の良さが伝わるのか? アニメにすると気になるところもありますし、行間もあるので、補完していきました。こだわったところは、分かりやすく見えるようにしています。キャラクターの芝居にもこだわりました。水崎の走り方、箸(はし)の持ち方がおかしかったりするところをそろえるのが大変だったり。裏設定を作っているところもあるので、細かいところを見ていただきたいですね」

 ◇水彩画タッチの狙い 挑戦は料理のようなもの!?

 湯浅監督はこれまでも独自の映像表現でアニメの可能性を広げてきた。「映像研」では、浅草たちの想像の世界を水彩画風のタッチで描いたことが挑戦の一つだったという。

 「水彩画タッチで描いたのはアニメの中のアニメ。本編とは違う感じにしたくて、撮影処理で水彩画っぽくできるという話があり、それでやろう! となった。水彩画は平面的になりますが、それが動いて、立体的になれば面白い。絵の中に入っていくような感覚になる。まだまだなところもありますが、『映像研』ならではの映像になったのかな? また機会があれば挑戦したいです」

 湯浅監督はこれまでもさまざまな映像表現に挑戦してきた。

 「挑戦というほどでもないんですけど。料理を作っていて、しょうゆを入れたらおいしくなるかな? と思うような感じなんですけどね。いつも同じことをしていない方が楽しいですし、そういうところが一つあった方がいいと思っているんです。バナナを入れてみよう! とか。入れてみたらどうなるのか? じゃなくて、入れたらきっとおいしくなるはず! とやってみて、ちょっとおかしかったら、おいしくなるように調整する。最初は反対する人もいるんですけどね。バナナは合わないよ! って。でも、入れてみないと分からない。毎週のように新作を出すラーメン屋があって、果物を入れることもあったのですが、成功した時は果物の良さも出ていて、おいしい。失敗することもあって、でもそういうところが面白いんですよね」

 「バナナを入れてみよう」というような発想はなかなか思い付くものではないはずだ。

 「料理人もそうだと思うのですが、視野を広く持てばいいのかな? 決まり切ったことや教科書通りでは面白くないですし、教科書通りにしようとしても必ずその通りにはできないですしね。そういうのが楽しいんです。面白いものは、何でもアニメになると思っているんです。バナナを入れたら面白くなると誰かが思っているでしょうし。昔よりは、そういうことも考えるようになりました。昔は自分がおいしければ良かった。今はみんながおいしく感じるようなものを自分も楽しく作ろうとしています」

 ◇「魂を込めた妥協と諦めの結石」に共感も

 「映像研」を見ていると、何かを作りたい、表現したいという気持ちにもなる。作ること、表現することの楽しさも伝えようとした。

 「やっていて楽しいこともあるし、嫌なこともあってくじけそうにもなります。『映像研』をやる前に、先輩から『アニメを作ることは、楽しいことだから、楽しくやった方がいい』という話があったんです。特にこの作品は楽しいところを前面に出したかった。考えていることを具現化したり、それを見て喜んでいただけたりするのは、いい体験です。人に見ていただけるのは、すごくいいこと」

 湯浅監督とアニメに情熱を燃やす浅草が重なるところもある。

 「浅草は妥協しないですよね。自分は妥協しがちなので(笑い)。『魂を込めた妥協と諦めの結石』というせりふがありましたが、まさにそうだな! と思います。やれることをやるんですよね」

 あくなき探求心があるからこそ「妥協」という言葉が出てくるのかもしれない。湯浅監督は「日本沈没2020」「犬王」といった新作も控えている。今後も唯一無二の映像表現を見せてくれそうだ。

テレビアニメのダウンロード販売開始 放送終了後に異例の速さで

アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描くマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」全12話のダウンロード販売が、4月1日にスタートした。テレビアニメは3月22日深夜に最終話が放送され、このタイミングでダウンロード販売されるのは異例の速さだという。Amazon Prime VideoやGoogle Playなどで販売される。また、4月15日正午からは、レンタル配信もスタートする。

(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

BD特典に原作者の描き下ろしマンガや牛乳瓶、Tシャツ… 最終回直前に「映像研」声優出演の生番組も

アニメ「映像研には手を出すな!」のブルーレイボックスの特典となる大童澄瞳さんの描き下ろしマンガ(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」のブルーレイボックスの特典となる大童澄瞳さんの描き下ろしマンガ(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描くマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」のブルーレイディスク(BD)ボックス「映像研には手を出すな!COMPLETE BOX」(6月24日発売)の初回生産限定版の特典が3月19日、発表された。原作者の大童澄瞳(おおわら・すみと)さんの描き下ろしマンガのほか、湯浅政明監督の絵コンテブック、設定資料集、劇中に登場する「音曲浴場瓶牛乳」、Tシャツなど10の特典が付く。

 BDボックス初回生産限定版は、本編ディスク2枚、サウンドトラックCD1枚のセットとなる。アウターボックスのイラストを大童さんが描き下ろし、ケースジャケットをキャラクターデザインの浅野直之さんが手がける。アニメを制作したサイエンスSARUの公式ショップで購入すると、「浅草のスケッチブック」が特典として付く。価格は3万2800円。

<特集>「映像研には手を出すな!」 「アニメをつくるアニメ」好評の理由

珍しさと普遍的な面白さの両面を持つ作品だからこそ話題になったのだと思います
珍しさと普遍的な面白さの両面を持つ作品だからこそ話題になったのだと思います

 NHK総合で放送され、深夜放送にもかかわらず注目され、夕方に一挙再放送されて話題を集めたテレビアニメ「映像研には手を出すな!」。そして、テレビアニメで人気を博し、劇場版が2月29日に公開された「SHIROBAKO」。いずれもアニメ制作に携わる若者の姿を描いているが、どうして一見地味そうな題材を扱ったアニメが注目されているのか。アニメコラムニストの小新井涼さんが独自の視点で分析する。

 ◇

 今期放送中の「映像研には手を出すな!(映像研)」が、NHKの深夜アニメでは異例の夕方一挙再放送が実施されるほど話題になっています。本作は、メインの女子高生3人が映像研究同好会を作り、そこで自身の「最強の世界」をアニメーションで作るという物語です。

 また今月29日には、その題材ゆえにテレビシリーズ放送当時に関連業界内でも話題となったアニメ「SHIROBAKO」の劇場版が公開されました。本作は、同じ高校のアニメーション同好会メンバーであったメインの女性5人が、いつか共に商業アニメーションを作ろうという誓いを胸に、それぞれ志望先のアニメ業界内で働く姿を描いた物語になっています。

 ご覧いただくと分かるように、奇しくも今期一堂に会したこの2作の共通点は、どちらも「アニメをつくるアニメ」であることです。では、そんな両作がそれぞれ話題になった要因とは、シンプルに人々のアニメーション制作への興味関心が高かったからなのでしょうか。

 もちろん、それも重要な要素のひとつであると思います。今やアニメは、誰もが何かしらの形で触れているほど身近な存在となっていますが、一方でそれらがどのように作られているのかについては、自発的に調べない限りなかなか知る機会はありません。あまりなじみがないジャンルではハードルが高いし、だからといって誰もが知っていることだと興味が湧きづらいと考えると、アニメーション制作というのは、程よく身近で人々の好奇心を刺激する題材といえるでしょう。

 しかし、「映像研」と「SHIROBAKO」の両作が評判になったのは、それ“だけ”が原因でもないように思うのです。

 両作は、同じアニメーション制作を描いていても、そこへのスポットの当て方が微妙に異なるのが特徴です。ざっくりと分けると「映像研」では、“アイデアがアニメーションになるプロセス”が、「SHIROBAKO」では“企画がアニメ作品になるプロセス”が描かれているように思います。つまり同じアニメーション制作でも、「映像研」では、どうしたら思い描いたアニメーションになるのかという試行錯誤や挑戦といった発明に近い“モノづくり”の面白さが、「SHIROBAKO」では、アニメ作品はどう作られているのかといった業界の構造やあるあるネタを交えた“お仕事もの”の面白さが特に際立って描かれているのです。

 モノづくりやお仕事ものといったテーマは、実写のドラマやドキュメンタリーなどでもよく描かれてきました。両作が共に評判を呼んだのは、アニメーション制作という興味深い題材はもちろん、そこへの興味の強さだけに左右されない、そうした一般的にも通じる要素も持っていたからではないでしょうか。

 アニメーション制作という珍しさと、モノづくりやお仕事ものといった普遍的な面白さ、その両面を持つ作品だからこそ、「映像研」と「SHIROBAKO」は、それぞれが話題になったのだと思います。

 実写ではありますが、昨年の連続テレビ小説「なつぞら」があれだけ盛り上がっていたことにも、珍しい演出や話題性、内容の面白さはもちろんのこと、同じように、アニメーション制作という好奇心を刺激するテーマと、主人公なつの人生を描くという連続テレビ小説恒例のテーマが両立していたことが、少なからず関係していたのではないでしょうか。そう考えると、「映像研」と「SHIROBAKO」も、普段アニメは見ないけど、そういった実写作品は見るといった人々にも十分刺さるポテンシャルを持っている作品だと思います。

 珍しいテーマを深掘りし過ぎるとニッチになりかねないし、鉄板もののテーマだけだと凡庸(ぼんよう)になりかねない中、両作は例えるならばそのどちらもバランスよく両立した“ちょい足しが大成功した定番料理”のような存在なのかもしれません。

 ◇プロフィル

 こあらい・りょう 埼玉県生まれ、明治大学情報コミュニケーション学部卒。明治大学大学院情報コミュニケーション研究科で、修士論文「ネットワークとしての〈アニメ〉」で修士学位を取得。ニコニコ生放送「岩崎夏海のハックルテレビ」などに出演する傍ら、毎週約100本(再放送含む)の全アニメを視聴して、全番組の感想をブログに掲載する活動を約5年前から継続中。「埼玉県アニメの聖地化プロジェクト会議」のアドバイザーなども務めており、現在は北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院博士課程に在籍し、学術的な観点からアニメについて考察、研究している。

<インタビュー>原作者が明かす誕生秘話 マンガ的な文法を知らずに… アニメ化に感動も

「映像研には手を出すな!」の作者の大童澄瞳さん
「映像研には手を出すな!」の作者の大童澄瞳さん

 テレビアニメがNHK総合で放送中の大童澄瞳(おおわら・すみと)さんのマンガ「映像研には手を出すな!」。女子高生たちが考える“最強の世界(アニメ)”を表現しようとする姿を描いたマンガで、「パース付き吹き出し」「架空のアニメの設定画」など独創的な表現が話題になっている。アニメを手がけるのは「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などで知られ、鬼才とも呼ばれる湯浅政明監督。“最強の世界”をアニメで見事に表現している。独創的な表現はいかにして生まれたのだろうか? 大童さんに聞いた。

 ◇「映像研」が映像的な理由

 「映像研」は、自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、プロデューサー気質の金森さやか、アニメーター志望のカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、脳内にある“最強の世界”を表現すべく、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む姿を描いている。

 アニメは湯浅監督率いるサイエンスSARUが制作。NHK総合で毎週日曜深夜0時10分に放送されている(関西地方は同深夜0時45分放送)。今夏にはアイドルグループ「乃木坂46」の齋藤飛鳥さん主演で実写映画化も決定し、原作コミックスの累計発行部数が50万部を突破するなどヒットしている。

 「映像研」の連載が「月刊!スピリッツ」(小学館)でスタートしたのは2016年。大童さんにとって「映像研」はデビュー作で、「当時、マンガの描き方をよく分かっていなかったんです。オリジナルの同人誌を一本描いたくらいだったので」と、マンガを描いた経験がほとんどないまま連載が始まった。

 「担当編集の方から、読者に既に引っかかりのあるジャンル、例えば電車、アイドルなどで始めると、新人としてマンガを描く上で有利ですよ……という話があったんです。そこで、自分に何があるだろう? と考えた。高校生の頃から、実写を含めて映像を作っていたので、映像はどうだろう? となりました。最初は、映像全般がテーマだったのですが、アニメーションも好きだったので、第1話はアニメはどうだろう?となり、そのままアニメがテーマになったんです」

 アニメは子供の頃から好きだったというが、アニメだけではなく映像全般に興味があった。

 「僕が中学生の頃は、フラッシュアニメの全盛期でしたし、当時は『電車男』『涼宮ハルヒの憂鬱』などが流行していて、オタク文化が一般的になった時代でもあります。自然にアニメが好きになりました。高校生の時、アニメを作りたかったのですが、当時、入っていた映画部はアニメを作っていませんでした。高校生の頃は宮崎駿、小津安二郎、黒澤明のレイアウトに興味を持っていました」

 「マンガを描く前、専門学校を卒業した後に自主制作でアニメを作ったことがありますし、絵コンテをちらほら描いていましたが、実はマンガ家になろうと思ったことはなくて、結果的になったんです」とも明かす。「映像研」は映像的なマンガでもある。

 「マンガを描き始めた時点で、実写映画向けのレイアウト、絵コンテの知識くらいしかありませんでした。マンガ的な文法を知らなかったんです。だから、映像的なのかもしれません。最近、マンガ的な表現を学び始めたので(笑い)」

 ◇パース付きの吹き出しが生まれた裏側

 独特の表現が魅力の「映像研」の中でも、特に印象的なのがパース付きの吹き出しだ。一般的なマンガは吹き出しの文字は真っすぐ書かれる。パース付きの吹き出しは、文字に角度を付けることで、立体化に見えたり、キャラクターの声の音量を表現できるなどさまざまな効果がある。あまり見たことがない表現だが……。

 「同人誌で初めてマンガを描いた時に既に使っていました。空間の表現が好きなんです。マンガは、小さいコマの中で、空間の立体感をつかさどるのが、壁の線の数本だったりしますが、吹き出しを入れると、空間をつかさどる線が消えてしまう。空間の立体感を損なわずに吹き出しを入れることはできないかな? と考えたんです。音の印象も変わりますし」

 主人公・浅草みどりはアニメの設定画を描くのが大好きなキャラクターで、マンガには建物や乗り物などの設定画が数多く登場する。設定画は図鑑のように解説が細かく描かれていて、眺めているだけでワクワクする。

 「『ドラえもん』の影響が大きいですね。子供の頃からひみつ道具の図解や図鑑を見るのが好きだったんです。細々したものをずっと眺め続けているのが楽しくて。それを今もずっとやっている感じですね」

 ◇アニメで“最強の世界”は再現されたのか?

 アニメを手がけるのは、独特の映像表現で鬼才とも呼ばれる湯浅監督だ。絵を動かさなければいけないアニメでは、浅草たちが作り出す“最強の世界”を見事に表現している。大童さんは、アニメを見て感動したという。

 「アニメを作ることがテーマですが、マンガなので動きません。別のインパクトで補いつつ、見た人が驚くような表現を考えてきます。アニメになると、動く楽しさがストレートに伝わります。動きに魅力を感じる方々によって、動きの面白さを引き出していただいていますし、湯浅監督はフォルム、色などをコントロールしながらアニメを作り出す。すごいです」

 大童さんの頭の中には、浅草たちが作り出す“最強の世界”がある。アニメ化によって、頭の中の“最強の世界”は再現されているのだろうか?

 「想像していたよりも別のものが見られたという感動があります。僕はこれが美しい! という強い気持ちがあって、主張が激しかったり、こだわりが強いのですが、保守的で視野が狭いところもあります。僕一人では、なしえない新しいものが見られたことがうれしいですし、感動があります。幸せなことです」

 アニメ「映像研」は、大童さんと湯浅監督の独創性が化学反応を起こしたからこそ、新しい表現が生み出されたのだろう。今後もマンガ、アニメ、それぞれの表現でどのように“最強の世界”が描かれるのか、楽しみだ。

日高のり子が出演 水崎氏の母に

「映像研には手を出すな!」に声優として出演する日高のり子さん
「映像研には手を出すな!」に声優として出演する日高のり子さん

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描くマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」に声優として日高のり子さんが出演することが2月14日、明らかになった。日高さんは、カリスマ読者モデルの水崎ツバメの母を演じる。ツバメの母は、2月16日深夜放送の第7話「私は私を救うんだ!」に登場する。

 日高さんは「映像研に手を出した! 日高のり子です(笑い)。このたび、水崎氏のお母さん役でアニメに出演することになりました。とてもうれしいです♪ 女優ということをお聞きして、普通の子ども思いのお母さんとは少し違う、個人として独立し自立している女性を意識して演じました。アフレコでは隅々までこだわって熱を感じる演出と、懸命に応える共演者の心意気を肌で感じ、絶対に面白い作品になると思っていました。今ではすっかり映像研の大ファンです。よろしくお願いします」と話している。

<特集>映像が「すごい!」と話題 湯浅政明監督が“最強の世界”表現

アニメ「映像研には手を出すな!」の一場面(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」の一場面(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」の映像が「すごい!」と話題になっている。アニメを手がけるのは、「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などで知られる湯浅政明監督で、湯浅監督が率いるサイエンスSARUが制作。アニメ制作がテーマで、絵が動き出すという驚き、喜びをアニメで表現している。湯浅監督、サイエンスSARUの映像はなぜ「すごい!」のだろうか……。

 ◇湯浅監督、サイエンスSARUにマッチするアニメ

 「映像研」は、2016年から「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中の大童澄瞳(おおわら・すみと)さんのマンガ。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、プロデューサー気質の金森さやか、アニメーター志望のカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、脳内にある“最強の世界”を表現すべく、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む……というストーリー。NHK総合で1月5日から毎週日曜深夜0時10分に放送されている(関西地方は同深夜0時45分放送)。

 「映像研」はアニメ化が発表される前から話題になっていて、ネットでは「湯浅監督にアニメ化してもらいたい」という声も見られた。独創的な表現、色彩感覚でファンを魅了してきた湯浅監督であれば、“最強の世界”をアニメで表現できるはず……という期待があったのだろう。

 アニメを手がけるサイエンスSARUのチェ・ウニョンプロデューサーをはじめとしたスタッフも湯浅監督と「映像研」がマッチするはず!と考えていたという。

 「サイエンスSARUも動く楽しさを伝えたい。イラスト的に絵の密度を上げるよりも、動くことのワクワク感を見せながら、ドラマを作る。3人が楽しくアニメを作っている姿が、SARUが目指すところにもマッチしています」

 ◇湯浅監督だから描ける“最強の世界”

 「映像研」では、女子高生の3人が独創的なアニメを作り出す。マンガは絵が動かないが、アニメになると絵を動かさなければいけない。アニメでは、3人が“最強の世界”を作っていることを見事に表現している。

 チェプロデューサーが「アニメ制作は大変な作業ですが、3人が頑張っていて、楽しそうに見えないといけません」と話すように、アニメを作るワクワク感も伝わってくる。

 湯浅監督自身もこれまでも“最強の世界”を作り、絵が動き出す驚きを表現してきた。独特の映像表現はどのように生まれるのだろうか? 以前、インタビューした際に「気になったことが作品になっていくんです」と明かしたことがあった。

 「え、そうなの!?というのが面白い。僕はただのアホウなんですよ。この前まで、鳥が花の蜜を吸うことを知らなかった。僕が知らないということは、他にも知らない人がいる。それを知ったら感動する。へえ~と思いながら生きていたら、映画も面白くなるんじゃないかな。へえ~っと感じながら、絵を描くんですよね」

 湯浅監督は、驚きを起点に想像力を膨らませ、独特の映像を生み出しているようだ。その姿は「映像研」の3人に重なるところもある。だからこそアニメで“最強の世界”を描けるのかもしれない。

ミックス累計50万部突破 テレビアニメも人気で緊急重版

「映像研には手を出すな!」のコミックス第5巻
「映像研には手を出すな!」のコミックス第5巻

 テレビアニメも話題のマンガ「映像研には手を出すな!」のコミックスの累計発行部数が50万部を突破したことが1月30日、分かった。1月にNHK総合で放送が始まったテレビアニメが話題になり、コミックスの売り上げも好調といい、緊急重版を繰り返し、30日発売の第5巻で50万部を突破した。

伊藤沙莉 「映像研には手を出すな!」が高評価 声優でも実力発揮!

アニメ「映像研には手を出すな!」で浅草みどりの声優を務める伊藤沙莉さん
アニメ「映像研には手を出すな!」で浅草みどりの声優を務める伊藤沙莉さん

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いた大童澄瞳(おおわら・すみと)さんのマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」(NHK総合)。本作で「アニメは設定が命」と持論を展開するアニメ好きの女子高生・浅草みどりの声優を務めるのが女優・伊藤沙莉さんだ。近年、出演作が途切れることがなく、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの伊藤さんだが、アニメ声優としても実力を発揮し、高い評価を得ている。

 ◇ハスキーボイスが大きな特徴 浅草氏との共通点は…

伊藤さんは、過去にイルミネーション・エンターテインメントが手掛けた劇場版アニメ「ペット2」(2019年公開)でシーズー犬のデイジーの声を担当。そのときの会見で「ずっとアニメの仕事をしたいと思っていたけれど、声がかからないと思っていた」と喜びを口にしていたが、2年連続で“声の仕事”を射止めた。

 伊藤さんといえば、子役として活動を開始し、これまで数々の作品に出演してきた経験豊富な女優だが、自身も以前のインタビューで「まず声で覚えてくれる人が多かった」と語っていたように、ファニーフェースからは想像できないハスキーボイスが大きな特徴として挙げられるだろう。

 本人も「いまはすごくありがたい特徴」と述べていたが、その特徴的な声を考えると、女子高生の声にはどうなんだろう……という考えが一瞬頭の中をよぎった。しかし、伊藤さんの声は見事なまでに、浅草みどり(以下・浅草氏)いう女の子にマッチしている。それは浅草氏と伊藤さんに共通点があるからなのかもしれない。

 浅草氏は、好きなアニメに関することに対しては一心不乱に話す熱量がありつつも、基本的には人とのコミュニケーションが苦手な女の子。人と話すときは、常に本来の自分を隠して、違うキャラクターを演じているような部分が感じられる。

 伊藤さん自身、以前のインタビューで、バラエティー番組などでも軽快なトークを披露し、優秀なユーティリティープレーヤーぶりを発揮していることを称賛すると、「めちゃくちゃメンタルが弱くていつも吐きそうなんです」と発言し、「期待されることに応えようと演じてしまうところがある」と話していたが、対人関係において、本来の自分を隠して演じてしまうところがある浅草氏というキャラクターに共感できる部分が多いのでは……と感じた。

 ◇声のお仕事は足し算? 技術だけじゃない、役への理解度や親和性

 普通の芝居とアニメの声優の“演じること”の違いについて伊藤さんは、「普通のお芝居は大きめのリアクションを提示してから引いていくけれど、声のお仕事は足し算」と表現していた。確かに技術的な違いは多々あるだろうが、キャラクターをしっかり理解することは共に大切なことだろう。その意味で、浅草氏をしっかり手の内に入れているように感じられる。

 もともと演技力には定評がある。以前は癖の強い役柄を演じることも多かったが、近年は役柄の幅が広がった。その中でも、立体的なキャラクターを演じ、視聴者を共感させる芝居は絶品だ。代表的なものは、TBS系の日曜劇場「この世界の片隅に」(2018年)で、松坂桃李さん演じる北条周作の幼なじみ・刈谷幸子や、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)の米屋の娘・安倍米子など。両キャラクターとも、意地悪な部分はあるが、その実は心優しい部分があり、端々から漏れ出てくる憎めないキャラクターを見事に演じ切り好感度の高い女性に仕上げた。

 俳優がアニメーションの声を担当することには、常に賛否が付きまとうが、本作での伊藤さんを見ていると、演技という技術的なものはもちろんだが、役への理解度や親和性というものが大切なのではないかと痛感させられる。(磯部正和/フリーライター)

湯浅政明監督が手がけるOP&絵コンテ公開 EDは原作・大童澄瞳も参加

湯浅政明監督が描いたアニメ「映像研には手を出すな!」オープニング映像の絵コンテ (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
湯浅政明監督が描いたアニメ「映像研には手を出すな!」オープニング映像の絵コンテ (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作で、「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などの湯浅政明さんが監督を務めるテレビアニメ「映像研には手を出すな!」のオープニング映像の冒頭が1月5日、公開された。オープニングは、湯浅監督が自ら絵コンテを手がけており、絵コンテの一部も公開された。

 オープニング映像は、映像研の浅草みどり、金森さやか、水崎ツバメが代わる代わる登場するシーンから始まり、ラップユニット「chelmico(チェルミコ)」によるオープニング曲「Easy Breezy」に合わせて3人が踊るシーンも登場する。湯浅監督による絵コンテには、キャラクターの動きを説明する直筆のメモも記されており、どのように映像が作られていったのかを垣間見ることができる。

 アニメのエンディング映像の制作には、原作者の大童澄瞳さんも参加。大童さんは、このためだけに制作を担当するサイエンスSARUのスタッフとなり、スタジオに通ったという。エンディング映像の一部は、公開中の第3弾PVに使用されている。

(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

「映像研には手を出すな!」湯浅政明監督、サイエンスSARUがアニメの「動く楽しさ」伝える “すごいアニメ”を表現

アニメ「映像研には手を出すな!」を手がけるサイエンスSARUのチェ・ウニョンプロデューサー
アニメ「映像研には手を出すな!」を手がけるサイエンスSARUのチェ・ウニョンプロデューサー

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」がNHK総合で1月5日深夜から放送される。アニメを手がけるのは、「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などで知られ、唯一無二の映像表現で鬼才とも呼ばれる湯浅政明監督で、湯浅監督が率いるサイエンスSARUが制作する。原作は、アニメ制作がテーマで、絵が動くという驚き、喜びを表現しているが、湯浅監督がアニメとしてどのように表現するかが放送前から話題になっている。サイエンスSARUのチェ・ウニョンプロデューサーに「動く楽しさを伝えたい」と臨んだ「映像研」について聞いた。

 ◇アニメ制作が楽しそうに見えないといけない

 「映像研」は、2016年から「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中の大童澄瞳さんのマンガ。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、プロデューサー気質の金森さやか、アニメーター志望のカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、脳内にある“最強の世界”を表現すべく、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む……というストーリー。NHK総合で1月5日から毎週日曜深夜0時10分に放送(関西地方は同深夜0時45分放送)。

 「映像研」はアニメ化が発表される前から話題になっていて、ネットでは「湯浅監督にアニメ化してもらいたい」という声も見られた。チェプロデューサー自身も湯浅監督、サイエンスSARUと「マッチする」と考えていたという。

 「NHKさんと話をする中で、タイトルに上がったのが『映像研』でした。湯浅監督は普段、そんなにマンガを読まないのですが『知っている』『面白いよね』という話でした。現場でも『好きです』という声も多く、現場のモチベーションも高く、マッチングがよかった」

 「映像研」では、女子高生の3人が独創的なアニメを作り出す。マンガは絵が動かないが、アニメになると絵を動かさないといけない。3人が“すごいアニメ”を作っていることをアニメで表現する必要がある。

 「そこは議論しました。3人はわくわくしながらアニメーションを作ります。アニメ制作は大変な作業ですが、3人が頑張っていて、楽しそうに見えないといけません。その表現にやりがいがあるのでは?という話になりました。湯浅監督をはじめスタッフがアイデアを出し合い、開発段階から時間をかけてリサーチしました」

 「映像研」は、絵が動き出すというアニメーションの根源的な驚き、喜びを改めて教えてくれる作品でもある。

 「サイエンスSARUも動く楽しさを伝えたい。イラスト的に絵の密度を上げるよりも、動くことのワクワク感を見せながら、ドラマを作る。3人が楽しくアニメを作っている姿が、SARUが目指すところにもマッチしています」

 ◇サイエンスSARUの柔軟性、行動力 今後は…

 サイエンスSARUも「映像研」の3人のように独創的な作品を世に送り出している。独創的な作品は簡単にできるものではない。「柔軟性、行動力がある」からこそ、実現するのだという。

 「『映像研』の3人のように、楽しく作りたいという気持ちがあります。もちろんシリアスに一生懸命作っていますので、大変なこともあります。でも、いいものを作るという気持ちがすごく強い。いろいろなバックボーンのスタッフがいて、青のグループしかいない……ということがなく、レインボーのようなんですね。いろいろな人がいるのですが、新しいことをやる時に、なんで?という空気になりにくい。湯浅監督もオープンマインドに新しいものを吸収しようとしますし、現場にもそういう空気があります。湯浅監督は、実験的な映像を盛り込むことがありますが、現場が反発すれば、それは実現しません。理想だけでなく、実現する力もあるんです」

 サイエンスSARUは、2020年にNetflixで配信される「日本沈没2020」、2021年公開の劇場版アニメ「犬王」を手がけることも発表されている。話題作も控える中で今後、どこを目指すのだろうか?

 「基本は面白い作品をたくさん作ることです。ただ、たくさんはなかなかできないので、自分たちに合っていて、チャレンジできる作品を作っていきたいです。作品の中で新たなチャレンジがあれば、そこに挑戦していきたい。新しい作品を世の中に届けていきたいですね」

 サイエンスSARUの挑戦はまだまだ続く。これからも見る人を驚かせたり、感動したりする作品を世に送り出してくれるはずだ。

<アニメ紹介>「映像研には手を出すな!」 アニメ制作×女子高生マンガが原作 湯浅政明が監督 第1話あらすじも

アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いた大童澄瞳さんのマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」が、1月5日深夜にNHK総合でスタートする。「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などで知られ、唯一無二の映像表現で鬼才とも呼ばれる湯浅政明さんが監督を務める。

 原作は、2016年からマンガ誌「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、プロデューサー気質の金森さやか、アニメーター志望のカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、脳内にある“最強の世界”を表現すべく、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む。

 映像研の3人がアニメ制作に奮闘する姿、脳内の“最強の世界”が描かれる空想シーンが、躍動感たっぷりに描かれる。空想シーンでは、効果音が声優陣の声で表現されており、“音”も楽しい作品となっている。

 女優の伊藤沙莉さんが浅草みどり、田村睦心さんが金森さやか、松岡美里さんが水崎ツバメの声優をそれぞれ担当する。「おそ松さん」などの浅野直之さんがキャラクターデザインを担当し、サイエンスSARUが制作する。

<インタビュー>伊藤沙莉 「映像研には手を出すな!」の「浅草氏に共感」 汗だくで効果音収録も

アニメ「映像研には手を出すな!」で浅草みどりの声優を務める伊藤沙莉さん
アニメ「映像研には手を出すな!」で浅草みどりの声優を務める伊藤沙莉さん

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」が、1月5日深夜にNHK総合でスタートする。主人公の女子高生・浅草みどりの声優を務めるのが、女優の伊藤沙莉さんだ。伊藤さんは、浅草の「何か“衣”をかぶっていないと、勇気が出ない、思いが伝えられないところに共感できるし、寄り添うことができる」と思いを語る。収録現場の様子や、演じる上での思いを聞いた。

 ◇声優の芝居は「足し算」 浅草氏は「常に何かを演じている」

 「映像研には手を出すな!」は、2016年からマンガ誌「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中の大童澄瞳(おおわら・すみと)さんのマンガ。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、とにかくお金を生み出す活動が好きな金森さやか、カリスマ読者モデルの水崎ツバメが映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む……というストーリー。アニメは、「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などの湯浅政明さんが監督を務め、「おそ松さん」などの浅野直之さんがキャラクターデザインを担当。サイエンスSARUが制作する。

 伊藤さんは、2019年に公開された劇場版アニメ「ペット2」の日本語吹き替え版で声優に初挑戦し、テレビアニメで声優を務めるのは、今回の「映像研には手を出すな!」が初めてとなる。声優としての出演が決まった時を「『本当にいいのかな』という感じでした。経験も全然ないですし、特にこの作品はファンの方がたくさんいらっしゃるので、そこを納得させられるのかという不安が常に毎日頭にあるような感覚でした」と振り返る。

 しかし、その不安な気持ちも、収録が始まってからは「とにかく楽しもう」という思いに変わった。

 「常に金森役の田村(睦心)さんと水崎役の松岡(美里)さんと3人で一緒にやらせていただいているんですけど、その2人がすごく優しく教えてくださる。生で近くで声を聞いて収録できているので、『一緒にやっているんだ』という感覚になってきて、作品の内容も含めて、すごく楽しい気持ちにどんどんなってきました。遠慮とか、3歩も5歩も引いている感じじゃないなと思って、今はとにかく楽しもうと思ってやっています」

 自身が演じる浅草に共感する部分も多く、「演じていて楽しい」と伊藤さん。

 「浅草氏は、マンガを読んでいても、映像を見ていても、とにかく可愛いなと思います。童心のまま仕事をしている方はたくさんいらっしゃいますが、その一人というか。そういう人たちは、プロ意識もすごい。浅草氏は、可愛い部分がありながら、お仕事(アニメのこと)になると、すごく格好よくて、熱い気持ち、情熱を持っている子なので、そのギャップは演じていて、すごく楽しいです」

 伊藤さんは、浅草を演じる上で「いつも何かを演じている」ようにとディレクションを受けるという。

 「コミュ障ということもあって、何かの“衣”をかぶっていないと、ちょっと勇気が出なかったり、思いが伝えられないという部分は、すごく共感するところ。自分の中でも普通に伝えると、強く聞こえてしまうから、ちょっと砕けた言い方をしたり、あえて変な言い方をすることがある。そういう部分では、浅草氏に寄り添うことができる」

 続けて伊藤さんは、女優としての芝居を「引き算」、アニメの声優の芝居を「足し算」と説明する。

 「いつもやっているお芝居に関しては、基本的には引き算でやらせていただいていて、最初に自分のプランをぶつけて、そこから削っていく方が監督が求めている正解への近道だったりするんです。アニメに関しては、本当に足し算だなと。『これは大げさだろう』と思っていることが、意外とOKが出るんです。出来上がった映像を見ても、それがすごくちょうどよかったりして。それはきっと伝えられるすべが声しかないから。浅草氏たちはすごくリアルを追求しているんですけど、アニメだからできる非現実を表現することに関しては、リアルだけじゃ伝わらない部分はきっとたくさんあって、私たちも常に声も張るし、自分が思っているより一個上でやったりしています」

 ◇SEにこだわり 「耳も楽しい」作品に

 「映像研には手を出すな!」には、映像研の面々が思い描くアニメの世界に実際に入り込むような空想のシーンが登場する。空想シーンでは、「タタタタッ……」という足音や「ガシャーン!」といった効果音(SE)は、声優陣の声で表現されている。

 「SEを全て私たちの声でやらせてくださっているからこそ、それが空想の世界だということが、見ている方も徐々に分かっていく。妄想だから、自分たちの中で鳴っている音だったり、自分たちがこういう音を付けたいという思いがあって、彼女たちの中では、絵を描きながら、すでにその絵が動き出している。マンガには、原作者の大童さんの独特の擬音がすごく書いてあって、それを音にするのが難しくもあり、毎回すごく楽しいです。SE入れている時が、毎回一番汗をかくんですよ。耳も楽しいという部分に注目していただきたいですね」

 SEについては、第1話の収録の際に、湯浅監督、原作者の大童さんがブースに立ち、実演をして見せたという。

 「大童さんは、かなり本格的な音を出されていて、風の音にしてもどこを使って音を出しているんだろうと思うぐらいで。最初は何が正解かも分からず、恐る恐るやっていました。でも、やっていくうちに、自分が小さい頃にお兄ちゃんとプラモデルで遊んでいた時に『ヒューン』『プシュー』となりきって音を出していたことを思い出して、そういうことでいいのかもと。そう思ったら楽しくなってきました」

 ◇映像研の3人の「グルーブがすごく心地いい」

 映像研の浅草、金森、水崎の3人の関係性について、伊藤さんは「ものづくりをする上で、すごくいいバランス」と表現する。アニメのPVでは、浅草が監督、金森がプロデューサー、水崎がアニメーターとして紹介されており、「本当にその役割をやっている」と説明する。

 「映像研は、部活とはいえ、お仕事みたいなことをやっているので、この関係性で、このキャラクターや性格だからこそ、前に前に進んでいけるんだなということは常に思います。このグルーブがすごく心地いいです」

 映像研の3人を演じる伊藤さんらキャストの絆も収録を通して深まっているという。台本では、専門用語も多いため、毎回収録前にイントネーションやアクセントについて話し合うことも多いそうだ。

 「収録の合間で、『今すっごい映像研だったな!』という時があるんです。冷静に田村さんが突っ込んでくれたりすると『金森氏!』みたいになったりしますね。アニメの中でものづくりをしていて、それを前にして私たちも、ものづくりをしているというこの世界が、毎回幸せだなと思います」

 浅草ら映像研が情熱を持ってアニメを作るように、スタッフ、キャストのこだわりや工夫が詰まったテレビアニメ「映像研には手を出すな!」。伊藤さんが演じる浅草たちの活躍に注目だ。

<インタビュー>伊藤沙莉 理想は「人を刺激する役者に」 2020年は「みんなが知らない伊藤沙莉を」

アニメ「映像研には手を出すな!」で浅草みどりの声優を務める伊藤沙莉さん
アニメ「映像研には手を出すな!」で浅草みどりの声優を務める伊藤沙莉さん

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」で、主人公・浅草みどり役でテレビアニメの声優に挑戦する女優の伊藤沙莉さん。子役出身で、ここ数年、出演作品が途切れることがなく、2018年11月には、「第10回TAMA映画賞」で最優秀新進女優賞を受賞。2019年もドラマ「これは経費で落ちません!」(NHK総合)、映画「生理ちゃん」など話題作に出演し、存在感を発揮した。伊藤さんは、大活躍の昨年を「新しいことに巡り合う機会がすごく多かった」と振り返り、「やったことがないことをやっている時が一番楽しい。自分がプレッシャーに感じていたり、いっぱいいっぱいになっている時が意外と幸せなんです」と語る。

 ◇

 伊藤さんは、2019年に公開された劇場版アニメ「ペット2」の日本語吹き替え版で声優に初挑戦し、テレビアニメで声優を務めるのは、今回の「映像研には手を出すな!」が初めてとなる。ハスキーボイスで知られる伊藤さんは、自身の声に「ずっとコンプレックスがあった」という。

 「声へのコンプレックスは、自分にとって、一番面倒くさい部分ではあったんです。でも、きっとこの声じゃなかったら『映像研』の浅草氏を演じるというお話をいただけなかっただろうと思いますし、どんどんこの声でよかったなと思えることが増えたことが幸せです。『映像研』の第1話を見て、『あ、意外といいかも』と思えたりとか、せりふの言い回しに合っているかもと少しずつ思えたことはうれしいです。『映像研』を通して、また一つ成長したのかなと思います」

 伊藤さんは2019年を「新しいことに巡り合う機会がすごく多かった」と振り返る。2018年11月に「第10回TAMA映画賞」の最優秀新進女優賞受賞、2019年2月に「第40回ヨコハマ映画祭」の2018年日本映画個人賞・助演女優賞を受賞し、「授賞式から始まった年だったので、『ここからまた新たにスタートだ』という気持ちで始まった」と話す。

 「映画、ドラマを撮影して、『ペット2』で声優をやらせていただいて、今までやったことのないことをたくさんやらせていただきました。同じ声のお仕事でも『ペット2』と『映像研』では、録(と)る環境も、作品自体も演じるキャラクターも全部違って、そうなると、アプローチも変わってくる。自分がいろいろな面で成長できた年だったなとすごく思います」

 そんな2019年を踏まえて、2020年の目標を「役に対する深みを追求できるようになっていけたら」と語る。

 「すごく格好つけた言い方になるんですけど、これまでは感覚を大事にやってきました。でも、もう少し奥深いところに手を届かせたいんだったら、役に関しても、もっとリサーチできる部分がある。もう少し裏の裏の裏の裏を探してみたら、『この人はこう考えているのかも』とか。役に対する深みを追求できるようになっていけたら、もっと役の幅も広がるだろうなと思います」

 さらに、伊藤さんは「やったことがないことをやっている時が一番楽しい」と笑顔を見せる。

 「自分がプレッシャーに感じていたり、いっぱいいっぱいになっている時は意外と幸せです。すごく今自分が成長しようとしていると。何かを課せられているということは、信用されているんだなと思えるし、そういう人たちの期待や信頼に応えたいと常に思っています。2020年は、みんなが知らない伊藤沙莉を出していきたいです」

 キャリアの長い伊藤さんだが、「理想の女優像はずっと変わらない」という。

 「ずっと『作品を見るきっかけの人になりたい』と常に思っています。作品のポスターが出た時に、『伊藤沙莉』と書いてあったら見てみたいと思ってもらえるような、作品を知る、見るきっかけになる人になりたいとすごく思いますね。それに関してはお芝居で応えていくしかない。見ていて苦痛な芝居はしたくないなと思うので。見ている人が共感を得たり、逆にすごく嫌いになってもらってもいい。私に対して感情が生まれることがすごいことだと思っているので、人を刺激する役者になりたいなと思います」

 「いっぱいいっぱい」の状況を喜びと捉え、進化し続ける伊藤さん。2020年もその活躍に期待したい。

<試写会>湯浅政明監督 テレビアニメ「映像研には手を出すな!」 難しい表現も「楽しみながら」

アニメ「映像研には手を出すな!」の試写会に登場した(左から)田村睦心さん、湯浅政明監督、伊藤沙莉さん、松岡美里さん
アニメ「映像研には手を出すな!」の試写会に登場した(左から)田村睦心さん、湯浅政明監督、伊藤沙莉さん、松岡美里さん

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」の試写会が12月26日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われ、アニメを手がける湯浅政明監督が登場した。「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などで知られ、唯一無二の映像表現で鬼才とも呼ばれる湯浅監督は、今作について「マンガはアニメを作る話で、アニメでアニメを作る話にするのは難しい。いろいろ苦労していますし、そこが見どころになっていると思います。彼女たちが作っているアニメがどんなものになるかが分からない。(原作には)行間があるので、そこを探りながら、作っています」と語った。

 「映像研」は、アニメ制作の楽しさも描かれる。湯浅監督は「いつも楽しみながら作りたいと考えていますし、大概のことができると思っています。それが『映像研』ともつながっていて、想像しているものができていく醍醐味(だいごみ)にあふれている」と話した。

<試写会>伊藤沙莉、テレビアニメ「映像研」で声優挑戦 女優との違いは… アフレコは「熱気がすごい!」

アニメ「映像研には手を出すな!」の試写会に登場した伊藤沙莉さん
アニメ「映像研には手を出すな!」の試写会に登場した伊藤沙莉さん

 女優の伊藤沙莉さんが12月26日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われたテレビアニメ「映像研には手を出すな!」の試写会に登場。女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作で、主人公・浅草みどりの声優を務める伊藤さんはアフレコについて「熱い!となるくらい熱気がすごい。どんどん(アニメの)世界に入っていく感覚があります」と話した。

 普段の女優の演技との違いを「共通する部分はいっぱいありますが、声だけで勝負するところが大きく違います。自分で表情を作っても、そこは届きませんが、表情によって声に気持ちに乗っかればと思っています。基本的には普段、大きなリアクションの芝居をして、引いていく引き算をしていますが、声のお仕事は大げさかな?と思っても、ちょうどよかったりもします。自分なりにキャラクター作りに携われているところが楽しいです」と語った。

 試写会には、アニメを手がける湯浅政明監督、水崎ツバメ役の松岡美里さん、金森さやか役の田村睦心さんも登場した。

 「映像研」は、2016年からマンガ誌「月刊!スピリッツ」(小学館)で大童澄瞳さんが連載中のマンガ。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、プロデューサー気質の金森さやか、アニメーター志望のカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、脳内にある“最強の世界”を表現すべく、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む……というストーリー。NHK総合で1月5日から毎週日曜深夜0時10分に放送(関西地方は同深夜0時45分放送)。全12回。

ロボ研の声優に小野友樹、小林裕介、錦貫竜之介、井澤詩織

アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」に声優として小野友樹さん、小林裕介さん、錦貫竜之介さん、井澤詩織さんが出演することが12月20日、分かった。小野さんらは、浅草たち映像研の3人に文化祭でPRアニメの制作の依頼をするロボット研究部(ロボ研)のメンバーを演じ、小野さんが小野、小林さんが小林、錦貫さんが後藤、井澤さんが関の声優をそれぞれ務める。

 小野さんは、「『小野』です。包み隠さず、『名前キャス』をしていただきました。ご先祖様ありがとう。ロボ研に所属する彼は、熱い。熱すぎる。ロボットへの愛があふれています。時に、原作以上の活躍を魅せる可能性を秘めています……」とコメントを寄せている。

 小林さんは、作品の魅力について「『型破り』な作品です。セリフ回しや『間』がすごく独特でアフレコで聞いているだけでは完成図が思い浮かびません。きっと画、音、せりふ全てが合わさって初めてとんでもない爆発力が生まれるんだと思います」と語っている。

浅草が「どうよ!!」 テレビアニメの“最強”PV&場面カット公開

アニメ「映像研には手を出すな!」の場面カット (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」の場面カット (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」の第3弾PV、場面カットが12月13日、公開された。PVは、浅草みどりが「こんな感じのアニメになるぞ! どうよ!!」とスケッチブックをかざす場面から始まり、浅草と金森さやかが水崎ツバメに出会う場面、浅草の頭の中にある“最強の世界”に3人が乗り込むようなシーンが描かれる。

(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
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テレビアニメの“最強の世界”描くビジュアル 2020年1月5日にNHKでスタート

アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアルが11月26日、公開された。ビジュアルは、映像研究同好会のメンバーが脳内に描く“最強の世界”が爆誕した瞬間をほうふつとさせるものとなっている。アニメが、2020年1月5日深夜にNHK総合でスタートすることも発表された。

 ラップユニット「chelmico(チェルミコ)」がアニメのオープニングテーマを担当し、ロックバンド「神様、僕は気づいてしまった」がエンディングテーマを担当する。

(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
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メインキャストに田村睦心、松岡美里、花守ゆみり、小松未可子 伊藤沙莉も

アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」のビジュアル (C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」に声優として田村睦心さん、松岡美里さん、花守ゆみりさん、小松未可子さん、井上和彦さん、女優の伊藤沙莉さんが出演することが10月25日、分かった。

 伊藤さんが浅草みどり、田村さんが金森さやか、松岡さんが水崎ツバメと、映像研究同好会を結成することになる3人を演じる。花守さんは音響顧問になる百目鬼、小松さんは生徒会の書記を務めるさかき・ソワンデ、井上さんは映像研の顧問になる藤本先生をそれぞれ演じる。

 各キャストのコメントは以下の通り。

 ◇伊藤沙莉さんのコメント

 モノづくりにかける思いや、頭の中にあるものを形にしていくワクワクがなるべく原作に忠実に表現できるように一生懸命頑張ります。アニメを作ることをアニメで魅(み)せるということがとても楽しみです。私は声優経験はまだまだ本当に浅いですが、そこに逃げないよう、浅草の不器用さや情熱も含めてしっかりと全力で命を吹き込みたいです!

 ◇田村睦心さんのコメント

 とっても頭脳派な金森氏。彼女のお金を稼ぐ能力、人を丸めこむ能力、それがなければ映像研は存在できてなかったでしょうね!! でも、そんな人たちばかり! 強烈な個性を放つ面々がいっぱい出てくるので埋もれないよう、個性を強く出して演じていきたいと思いました! 作中でアニメ映像を作るのですが、マンガの中でも迫力があってすごかったので、それが映像になるとどうなるのか……。音もそうですし! アニメになることによってどう表現されていくのか、楽しみなことがいっぱいです! 皆さまもぜひ楽しみにしてくださいね!

 ◇松岡美里さんのコメント

 この度、水崎ツバメ役を演じさせていただきます、松岡美里です。水崎ツバメちゃんは、好奇心旺盛な自分の意志とこだわりを貫くすてきな女の子で、気がついたらとても大好きになっていたキャラクターでした。そんな水崎ツバメちゃん演じることができると聞いた時は本当にうれしかったです。同時に、責任も感じていたのですが「やり遂げてやる!」と強気な気持ちになってました。もちろん今もです!! ワックワクな世界をツバメちゃんと一緒にドッキドキしていきたいです。そして、皆さまにもワクワクとドキドキをお届けできるよう頑張ります!

(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
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テレビアニメ「映像研には手を出すな!」がNHKで2020年1月スタート

「映像研には手を出すな!」のティザービジュアル(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
「映像研には手を出すな!」のティザービジュアル(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガが原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」が、NHK総合で2020年1月から放送されることが7月6日、分かった。「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などの湯浅政明さんが監督を務めることも話題になっている。

 浅野さんが描いたアニメのティザービジュアルも公開された。みどりらメインキャラクターの3人が描かれている。

(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
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(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

アニメ制作×女子高生マンガ「映像研には手を出すな!」がNHKでテレビアニメ化 湯浅政明が監督

アニメ「映像研には手を出すな!」のPVの一場面(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
アニメ「映像研には手を出すな!」のPVの一場面(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会

 女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いたマンガ「映像研には手を出すな!」がテレビアニメ化され、NHK総合で放送されることが8日、明らかになった。「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などの湯浅政明さんが監督を務め、「おそ松さん」などの浅野直之さんがキャラクターデザインを担当。サイエンス SARUが制作する。

 「映像研には手を出すな!」は、2016年から「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中の大童澄瞳さんのマンガ。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、とにかくお金の話が好きな金森さやか、カリスマ読者モデルの水崎ツバメが、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む……というストーリー。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督・シリーズ構成:湯浅政明▽キャラクターデザイン:浅野直之▽音楽:オオルタイチ▽アニメーション制作:サイエンス SARU

 ◇原作者の大童澄瞳さんのコメント

 「アニメ化」とは、ただ「マンガを動かす」ということではなく、動画や美術や音響や撮影など各セクションを担当する表現者たちと、それらを取りまとめる監督によって映像・アニメの演出で再構築することであり、それはとてもクリエーティブな行為です。誰によってどのように作られるのかで作品はさまざまな形に変わることができます。そして、このお話はそんな「作り手」の物語でもあります。これから湯浅監督率いるドリームチームで、どんな「映像研」が創り出されるのか、わくわくドキドキしながらお待ちください!

 ◇湯浅政明監督さんのコメント

 誰でも子供の頃、秘密基地を描いてワクワクしたことがあるのではないでしょうか? 自分で考えたものが空間になって、実際にそこにできあがってゆく感覚。「映像研」はそんな、モノを作る醍醐味(だいごみ)にあふれています。アニメ作りをアニメで制作するのが、アニメ作りを商売にしている僕らですから、難しいと思いながらも、経験を生かして、「あっ」とは驚かないかも知れませんが、新鮮な映像でお見せできたらと思っています。

(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
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